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デリヘル嬢・キャバクラ嬢へのストーカートラブルの事例

【ストーカー行為とは】

ストーカー(英語: stalker)とは、特定の他者に対して執拗に付き纏う行為を行う人間のことをいい、その行為をストーカー行為といいます。

具体的にどのような行為をストーカー行為として捉えるかですが、警察は下記の行為をストーカー行為として位置づけております。

(長野県警察 ホームページより抜粋)

同一の人に対し、つきまとい等を繰り返し行うことをいいます。具体的には下記の行為を複数回行って、被害者が「身体の安全、住居などの平穏もしくは名誉が害され、または行動の自由が著しく害されるかもしれない」という不安を覚えさせるような方法で繰り返された場合に限り「ストーカー行為」となります。

例1(つきまとい)
つきまとい・待ち伏せ・押しかけ
・あなたを尾行し、つきまとったりする
・通勤途中などのあなたの行動先で待ち伏せする
・あなたの進路に立ちふさがる
・あなたの自宅や職場、学校などの付近で見張っている
・あなたの自宅や職場、学校などに押しかける
例2(監視)
監視していると告げる行為
・その日の服の色やどのような行動をしたかなどをあなたに告げ、監視していることを気づかせる
・帰宅した直後「お帰りなさい」などと電話する
・インターネット掲示板に、上記の内容などの書き込みを行う
例3(面会)
面会・交際の要求
・あなたが拒否しているにもかかわらず、面会や交際、復縁を求める
・贈り物を受け取るようにあなたに要求する
例4(言動)
乱暴な言動
・あなたに、大声で「バカヤロー」などの粗野な言葉をあびせる
・あなたの家の前で大声を出したり、車のクラクションを鳴らしたりするなど乱暴な行動をする

下記の4パターンの場合は、それらの行為が繰り返されると「ストーカー行為」になります。

上の例1〜4と異なり、被害者が「身体の安全、住居などの平穏もしくは名誉が害され、または行動の自由が著しく害されるかもしれない」という不安を覚えさせるような方法で繰り返された場合に限り、という条件は不要です。

つまり、証拠があるかないかでストーカーとみなされる可能性が非常に高いといえます。

例5(電話)
無言電話・連続した電話・FAX
・電話をかけてくるが、何も告げず、あなたに不安を感じさせる
・あなたが拒否しているにもかかわらず、携帯電話や会社、自宅に何度も電話をかけてくる
・あなたが拒否しているにもかかわらず、何度もファクシミリを送信してくる
例6(送付)
汚物などの送付
・汚物や動物の死体など、あなたに不快感や嫌悪感を与えるものを自宅や職場に送り付ける
例7(名誉)
名誉を傷つける
・あなたを中傷したり、あなたの名誉を傷つけるような内容を告げたり、そのような文書などを届ける
例8(侵害)
性的しゅう恥心の侵害
・わいせつな写真などを、自宅に送り付けたり、インターネット掲示板に掲載する
・電話や手紙で、卑猥な言葉を告げ辱めようとする
・望んでいないのに性的に恥ずかしいと思う気持ちを起こさせて精神の平穏を害する(「わいせつ」まで至らないものも含まれる)

【ストーカー被害に遭った場合に保存しておくと有効な証拠】

被害者の方はストーカー行為をしてくる者の証拠、資料など即、捨ててしまいたいと思いますが、いざという時に効果を発揮するのは証拠です。

なるべく下記のような証拠を保存しておくことをお勧めします。

  • @被害を受けた日時、場所、相手の車両ナンバー、目撃者などの細かい記録
    ・メモ書きでも構いません
  • A相手の具体的な言葉や動作の記録
    ・つきまといなどの各行為において利用された電話の会話内容のメモや、ファクシミリ、電子メール、手紙などの保管
    ・留守番電話や会話の録音、写真による記録

【ストーカー被害に遭った場合の対策】

昨今、ストーカー被害は非常に問題視されており、中には殺人事件にまで発展する事件もあります。

ストーカー被害に対しては早急に防御策を取らないと大変なことになってしまいます。

この場合もやはり個人情報でどこまで知られているかで判断すべきです。自宅の電話番号や住所、職場まで知られてしまっている場合は危険です。彼等は手段を選ばない人物が多いので、実際に職場や自宅に押しかけてくる可能性があります。

この場合、早急に法律家に依頼をして万全の状態にしておくことをお勧めします。

【デリヘル嬢・キャバクラ嬢のストーカートラブル】

ストーカートラブルは、デリヘルやキャバクラ等の風俗店に勤務している女性には特に多いトラブルです。デリヘルやキャバクラ等の風俗店は綺麗な女性が多く、男性客と1対1で接するのが基本です。

女性は男性客を「お客」として愛想よく接しているにもかかわらず、男性客は「彼女は自分のことが好きなんだ!」と思い込むことはよくあることです。

女性に対する思いが強い分、「出入り禁止」の措置を取った場合など、逆恨みも強いものです。

ストーカー被害は男女の間で、相手方に対する気持ちが異常な方向に進んでしまったが故に起こるトラブルです。

特にデリヘルやキャバクラに勤務している女性は、男性客から好かれることを目的として働いていますので、十分注意が必要です。通常の女性以上に気をつけるべきです。

特に、昼間はOLとして働いていて、夜にデリヘルやキャバクラに勤務している女性は昼間の勤務先が知られてしまった場合はトラブルが大きくなる前に、即、法律家に依頼すべきです。


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